不妊治療について
1.一言で不妊症といっても原因は様々
2.不妊症の原因体質を東洋医学的に追求して、個々にあった鍼灸治療を処方します。
3.ホルモン分泌の異常、卵巣や子宮の機能の異常、体に問題のない原因不明のものなどが東洋医学の適応です
4.治療は妊娠に適した体質作りです。すなわち妊娠力を上げるのが目的!
5.西洋医学的な不妊治療と東洋医学的な不妊治療は相互に補完し合うことが出来ます。(矛盾することはありません)
従って、現在受けている病院での不妊治療を続けながら鍼灸治療を受けることが出来ます。
両者を併用するとさらに成績は向上します。
6.不妊治療を行う院長 柴田はカウンセラーの有資格者です。 鍼灸治療とカウンセリングを同時に受けることができます。 お医者に相談することが出来ない不安や悩みにも、貴女と一緒に考え対応します。
7.妊娠後も安全な出産までサポートします (妊娠中のトラブル・・・・つわりの軽減、腰痛治療、逆子治療、体のむくみ など)
8.男性側の原因による不妊症にも鍼灸治療は有効ですからご相談下さい。
不妊治療の効果
1.子宮血流への効果 方法:中りょう穴への刺激
上のグラフは子宮動脈の血管抵抗値(RI:resistance index)を示しています。
鍼灸治療を行った後に、抵抗値が有意に減少しています。
抵抗値が減少するということは、子宮動脈の血流が増加していると考えられます。
2.排卵への効果 方法:陰部神経への刺激
骨盤内の臓器に関連する神経の一つである陰部神経に鍼と電気の刺激を併せて行った結果です。
同じ卵巣刺激条件下で陰部神経鍼通電療法を3周期行った後の採卵において45.3%の周期で
採卵個数が増加しました。
3.ART難治症例に対する鍼灸治療の臨床的検討
高度生殖医療を5回以上行うも結果が出ていなかった方に鍼灸治療を行った経過です。
43%が妊娠に至り、そのうち68%の方が鍼灸治療開始後1回目の胚移植でした。
ARTを10回以上不成功の方も妊娠されています。
4. 不妊症患者の抑うつ症状に対する鍼灸治療の効果
エディンバラ産後うつ病自己調査票(EPDS)を指標に鍼灸治療の効果を検討しました。
得点が減少したことから、鍼灸治療を続けると気持ちの落ち着きや不安の解消につながりました。
特に、不安が強い高得点者では得点が大きく減少し、より効果的であったとの結果になりました。
参考資料 明生鍼灸院
http://meiseiacp.com/
初回持参していただきたいもの
●最近3ヶ月分の基礎体温表
●もしお薬を服用している場合は、お薬か、その説明書
●今までの不妊治療の記録(簡単な箇条書きで結構です。時系列順でお願いします。)
治療方針を決める際の参考になりますので、宜しくお願いします。
初回の不妊治療の流れ
1.問診票に記入して頂きます
2.カウンセリング
・現在の状態
・今までの経過
・これからの希望
・スケジュール
などを確認して治療計画の参考にします
3.東洋医学的診察
・脈や舌、お腹の状態などを診ます
東洋医学では、それらの情報から体の状態を把握します。
4.いよいよ鍼灸治療です
貴女の状態に合わせ治療プログラムで行います。
必要な場合はカウンセリングをしながら治療を行います。
不安な事があれば一緒に取り組みましょう。
※鍼に対する恐怖感や不安感がある場合は、遠慮せずに治療者にお伝え下さい
※ご夫婦で一緒にご来室されて治療を受けることも可能です。(もちろん別々の日での治療も承っております)
★男性側の問題はないとされた場合で、不妊症がまだ続いているご夫婦の場合
男性は仕事による過労やストレスなどが、ダイレクトに精子の状態へ影響を及ぼすとされています。
こんな時こそ鍼灸治療がおすすめです。
自然妊娠を希望され、以前の検査で「精子は問題なし」という方でも、その検査が1年以上前のものでしたら、今は状態が変わっているかもしれません。
“そういえば、最近夫は忙しすぎるかも・・・”と心当たりがありましたら、再度検査されるのもよいと思われます。
もちろん、人工授精(AIH)、体外受精(IVF)を受ける方でも、ご夫婦で体質改善されることを試みてみてはいかがでしょうか?